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2025/04/28 17:40

YOUNのインセンススティックができるまで




今、私たちが日常で目にする細長いお香、それは江戸の時代に人々の暮らしに広まり、
その頃から、この淡路島で大切に育まれてきました。
潮風が運び、豊かな自然に恵まれたこの島で、先人たちは香りの文化を深く根付かせたのです。


YOUNのお香は、そんな悠久の時を超えて受け継がれてきた、淡路島の伝統的な製法を今に伝えるもの。
長年の経験と確かな技術を持つ職人たちが、誇りを持って、その一つひとつを丁寧に作り上げています。

時を超えてきた製法と、揺るぎない技術が織りなす、確かな品質。それは、この島が育んできた、香りへの深い敬意の証です。




1

北海道や全国の花農家さんで大切に育てられた花々。
その美しさを凝縮するため、天日でじっくりと乾燥させます。
完全に乾いた花を、特殊な機械で微細な100μmのパウダーへと姿を変えます。


ここまでが、私たち生花店の役割。
花の記憶を宿した繊細な粉末は、遥か西の淡路島へ旅立ちます。







2

お香の製造における主要な原料はタブ粉。


淡路島の工房でまず行われるのは、このタブ粉に花の粉末や漢薬、
調合された香料といった様々な素材と混ぜ合わせる練りの工程です。
試行錯誤して作られた香りのレシピがここで発揮されます。
それぞれの材料の持ち味を最大限に引き出すため、熟練の職人の鋭い感覚で素材の水分量を丁寧に見極めながら練り合わせます。


こうして均一に混ざり合った香の素は、専用の機械へと送られ、一定の形状へと整えられます。
素材の個性が、静かに、しかし確実に、新たな姿へと変わっていく過程と言えるでしょう。







3

練り上げられ、細長い形状に整えられました。


機械による効率化は図られているものの、最終的な品質を左右するのは、やはりここでも熟練の職人の眼です。
一本一本のお香を丁寧に手に取り、その仕上がりを細部まで確認します。
長年の経験によって培われた確かな目で、わずかな歪みや不具合も見逃しません。
こうして、人の手による丁寧な確認作業を経て、品質の高いお香が届けられるのです。







4


丁寧に検品を終えたお香の元は、整然と高さの揃った台の上に並べられます。
美しく並べられたお香の元は、それぞれの場所で穏やかな風を受け、ゆっくりと確実に水分を失っていきます。
この静かな乾燥の時間が、お香の品質をさらに高めていくのです。







5


最終工程の検品に至っても手作業でひとつひとつ丁寧に行われます。
そして、この最後の段階でも長年の経験を誇る検品のプロによる厳しいチェックが欠かせません。
お香一本一本の状態をよく見極め、折れなどはもちろんのこと形や乾燥の度合いに不備がないかといった細部に至るまで確認を行います。







6


最終仕上げ、淡路島の工房で丁寧に作られたYOUNのインセンススティックは、再び北の大地、北海道へと戻ります。
一つひとつ手作業で、温もりあふれるエゾマツクラフトのボックスに包まれて、ようやく完成を迎えます。
北海道の豊かな自然と、淡路島の職人の技が織りなす香りは、こうして全国の皆様のもとへと、長い旅路を経て届けられるのです。